アルミホイルの耐熱温度は660℃なので、フライパンで使っても大丈夫です。
ただし、強火で長時間などという使い方では溶けるかもしれませんのでご注意を。
また、アルミホイルは梅干しや酢などの酸には弱く、溶ける可能性があります。
アルミホイルを落とし蓋として使うと穴が開くのか?害はあるのか?などについても調べました。
アルミホイルはフライパンで使って大丈夫?溶ける?
アルミホイルはフライパンで使えます。
フッ素樹脂加工のフライパンでも、鉄フライパンでもOKです。
普通に使う分には、フライパンの熱で溶けません。
フライパンの仕切りにアルミホイルを使って、数種類同時に調理するという使い方もありますね。
ただし、アルミホイルは食材や使い方によっては溶けることがあります。
こちらについては、後ほどご説明しますね。
アルミホイルの耐熱温度は660℃
アルミホイルの品名は「アルミニウムはく」です。
アルミニウムはく(アルミ箔)はアルミニウムを薄く伸ばしたもの。
アルミニウム自体は融点(溶ける温度)が660℃です。
(学生時代習ったかどうか忘れてしまいましたが、金属の中では融点が低いそうです)
アルミホイルの耐熱温度について調べてみたところ、アルミニウムと同じく660℃とのこと。
なので、フライパンで使用しても大丈夫です。
ただし660℃まで溶けないということではないようですね。
詳しくはわかりませんでしたが、条件によっては300℃くらいから溶けることもあるんだとか…。
普通に使う分には問題ないですが(問題があったら料理に使えないですよね)、強火でガンガン使ったり、長時間使ったりという使い方は避けた方がいいでしょう。
もちろん、アルミホイルに食材をのせずに、フライパンで空焚きをするのはNGですよ。
くっつかないタイプのアルミホイルでも使える?
とても便利なアルミホイルですが、くっつきやすいのが少し難点です。
それを解決するために、今は片面にシリコン樹脂加工をしたホイルがあります。
こちらは耐熱温度が異なりますので、注意してくださいね。
旭化成の「クックパー フライパン用ホイル」を調べてみると、耐熱温度は300℃。
フライパンで使えますとありました。
(そもそも、フライパン用ホイルという名前ですね)
ただし、強火で長時間の使用はおやめくださいとありますので、お気をつけください。
フライパンの温度がどのくらいになるのかを調べると、火加減や時間によりますが、空焚きで180℃~330℃。
なので、こちらも普通に使う分には大丈夫です。
アルミホイルは酢で溶ける?梅干しは?
アルミホイルは、酸や塩分に長時間触れていると溶けるので注意しましょう。
アルミホイルの取扱い上の注意(使用上の注意)には、
「梅干し、みそ、しょうゆ等の酸分や塩分の強い食品を長時間包装しておくと、変色したり浸食されて穴が開くことがあります」
と書いてあります。
梅干しは、酸も塩分も強いので溶けやすそうです。
お弁当のおかず入れにアルミケースなどを使用する時は、酢を使ったおかずが触れないようにするべきですね。
今まで意識したことがありませんでした…気を付けます。
アルミホイルを落し蓋に使うと穴が開く?
アルミホイルは落しぶたとして使用することもありますよね。
(くしゅくしゅっとして、真ん中に穴を開けて)
アルミホイルを落し蓋として使用する場合も、酸や塩分に長時間触れていると穴が開くことがあります。
調理後は、早めに落し蓋を取り出すようにしましょう。
大根煮たんだけど落し蓋のアルミホイルにちっさく穴あいて大根にアルミの成分が付着してた
アルミってとけるの…?— にん(IQ3の隙間産業) (@ninnin8020) September 12, 2019
サンマの煮物をくおうとして鍋から取り出したら落し蓋として使ってたアルミホイルに穴が空いてた。
なんだろうと思ってみたら溶けた跡だった。(お酢を使用)
溶けるのか・・・
— HK (@niconicoumauma) December 1, 2015
私は、アルミホイルを落し蓋に使用して穴があいた経験はありません。
もし気になるなら、アルミホイルを落し蓋に使用しない方がいいかもしれません。
アルミホイルの代用に、キッチンペーパーやクッキングシートで落し蓋をするという話を聞いたことがあります。
ちなみに我が家では、落し蓋といえば、サイズが自由自在の昔ながらの落し蓋を使うことが多いです。
ただ、重なり部分が洗えているか心配なので、お手入れのしやすさで言えば、1枚のタイプの落とし蓋の方がいいでしょう。
シリコン製の落し蓋もありますね。
アルミホイルが溶けると害がある?
そして溶けるというと話題となるのが、アルミニウム溶け出す問題。
こちらは、サンホイルでお馴染みの東洋アルミ公式サイトのQ&A「アルミホイルは落とし蓋で使えますか?」に答えがありました。
ご使用いただけます。
しかし、調理が終わればアルミホイルは取り除いてください。アルミは塩分などに弱い性質があり、長時間水や塩分、酸などにさらされると腐食という現象が起こり、変色したアルミが溶けて穴が空いたりするからです。万が一食べたとしても、人体に害は有りませんし、ほぼ全量が排出されますのでご安心ください。
溶けないように使うのが基本ですが、もし食べてしまっても害はないということなので安心ですね。
まとめ
普段何気なく使用しているアルミホイル。
調べてみると結構扱いが難しいですね。
しかし、今まで使用していてトラブルはなかった(気づいていないというのは除いて)ので、普通に使う分には大丈夫でしょう!
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