一般的な除湿機は、部屋の湿度を下げる用途として作られているため、温度を下げることはできずエアコン代わり(クーラー代わり)には使用できません…。
夏場にクーラーを使いたくても、間取りや費用の問題などでエアコンを設置できない場合もあるでしょう。
そのため、冷房代わりに除湿機(除湿器)を使えたらかなり便利ですよね。
でも実際、除湿機はクーラー代わりにはならないもの。
今回は、除湿機はなぜクーラーの代用に使えないのかや、クーラーの代わりになる家電として除湿冷風機をご紹介します。
除湿機はエアコン代わりになる?
冒頭でもお伝えしたように、除湿機はエアコン代わり(クーラー代わり)として使うことはできません。
除湿機は温度を下げることができない
一般的な除湿機は、室内の湿度を下げます。
しかし「温度を下げる・涼しい風を出す」という機能がありません。
そのため、夏場の暑さ対策には全く効果はないのです。
除湿機は稼動させると熱を発してしまうため、余計に室内の温度を上げてしまうこともあるんですよ。
そのため除湿機は、湿気が多い時に洗濯物を室内干しする際などに使うことがベスト。
除湿機は、夏の暑さ対策として絶対に使わないようにしましょうね。
もちろん、エアコンのドライ機能を使うのなら、部屋の温度を下げることもできます。
しかし、除湿機は温度を下げる効果も機能もありません。
除湿機はエアコン代わり(冷房代わり)にならないことを、覚えておくようにしましょう。
やっぱり温度を下げるのって、エアコンに頼るべきなんですね。
私はとても暑がりなので、夏場はずっとエアコンに頼りっぱなしです。
可能ならエアコンの購入がおすすめ
無理してエアコンなしで夏を乗り切ろうとすると、夏バテをしてしまったり、寝ている間に熱中症になって命にかかわる事態になってしまう可能性もあります。
くれぐれも気を付けなければいけません。
扇風機、冷風扇風機など、エアコンの代用になる家電を探してみましたが…。
この猛暑を乗り切るのは、なかなか難しそうです。
扇風機やひんやりグッズ、シェードなど、いくつもの対策を併用する必要があるでしょう。
金額の問題であるなら、個人的には代用品を購入するよりは、安いエアコンを購入するのがベストだと思います。
でもエアコンを取り付けたくても、間取りの問題などで、取り付けることができない場合もあるでしょう。
ということで続いては、クーラーの代わりになる家電とその選び方を詳しく紹介しますね。
エアコンの設置が難しいのなら、購入を検討してみてください。
クーラーの代わりになる家電とは?
一般的な除湿器は、涼しい風を出すことはできませんが、冷風を吹き出す除湿機(除湿冷風機・冷風除湿機)があります。
クーラーの代わりになる家電を探しているなら、除湿冷風機がベストではないでしょうか。
部屋全体を冷やすというのは難しいですが、エアコンが使えない場所では重宝するでしょう。
冷房機能の高さや冷房範囲、タイマー機能の有無、静音タイプかそうでないか、省エネモードになるかどうかで選ぶと良いですよ。
ただし、費用の面では決して安くはないので、結局エアコンを購入するのと変わらないかもしれません。
ではより詳しく、除湿冷風機の選び方を解説します。
冷房機能の高さで選ぶ
除湿冷風機は「kw」という数値が大きければ大きいほど、冷房機能が高いといえます。
しっかり冷やしたいのなら、kwの数値が大きいものを選ぶと良いでしょう。
その代わり、kwの数値が大きいほど電気代もかかってしまいます。
使う部屋の大きさも考えて選ぶと良いですね。
だいたい2kwの数値のものを選べば、除湿冷風機の機能を実感することができますよ。
冷房範囲で選ぶ
除湿冷風機に首振り機能が付いていれば、そのぶん冷やす範囲を広くできます。
そのため、部屋をなるべく広範囲に冷やしたいのなら、冷房範囲が広い除湿冷風機を選ぶといいでしょう。
タイマー機能の有無で選ぶ
寝室に除湿冷風機を置くのなら、寝ている間に除湿冷風機が止まるようなタイマー機能付きのものがおすすめ。
体や部屋の冷やしすぎを防いでくれるので安心ですよ。
もしくはリモコン操作できるものを選び、枕元にリモコンを置いて、寝る直前になったら除湿冷風機を消すようにしても良いですね。
静音タイプかどうかで選ぶ
除湿冷風機は、除湿機と冷風機の両方を兼ね備えているため、内部の機能であるコンプレッサーの稼働音が気になります。
寝る時にもつけておくのなら、なるべく静音タイプの除湿冷風機を選ぶのが良いですよ。
そうすれば安心して眠ることができるし、アパートなど集合住宅で使っても騒音が気にならないでしょう。
ということで、静音タイプであるかどうかもかなり重要です。
購入の際はしっかりチェックしましょうね!
省エネモードになるかどうかで選ぶ
除湿冷風機は比較的、消費電力が大きく、機種にもよりますが1時間あたり電気代が10円前後かかります。
そこで、少しでも電気代を抑えたいのなら、省エネモードにもなるものを選ぶと良いでしょう。
そうすれば快適に空気を冷やしながら、そして除湿もしながら、クーラー代わりとして使うことができます。
以上がクーラーの代わりになる家電としておすすめな、除湿冷風機の選び方です。
エアコンが設置できない場合には、これらの選び方を参考にして、クーラーなしでも心地よく過ごしましょう。
除湿機はクーラー代わりに使える?まとめ
一般的な除湿機は、室内の湿度を下げる機能しかないので、温度を下げることはできずエアコン代わり(クーラー代わり)としては使えません。
クーラーの代わりになる家電に除湿冷風機がありますが、機能や健康面など、トータルで考えるとやっぱりクーラーがベスト。
エアコン(クーラー)を設置できない場合には、除湿冷風機を使うとよいでしょう。
その際は、冷房機能や冷房範囲・タイマー機能の有無・静音タイプかどうか・省エネモードになるかどうかで選ぶといいですよ。
除湿冷風機だけではなく、涼しくする対策を併用するといいですね。
エアコンなしで寝るなら、シーツやボディーソープなどのアイテムを取り入れるといいでしょう。
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