お風呂の残り湯洗濯。
洗濯機を買うとホースが付いてきたり、付属していなくても、汲み上げポンプやホースが売っています。
残り湯を翌日に使うのは汚いかというと、私は今まで臭いや肌トラブルなどを感じたことはありません。
翌日に使うのが心配なら、お風呂から出たらすぐに洗濯機を回すという方法もありますよ。
この場合は、お湯で汚れ落ちも良くなって一石二鳥ですね。
残り湯洗濯は、風呂水ポンプさえあればすぐに始められます。
この記事では、お風呂の残り湯を使った洗濯の注意点ややり方をまとめます。
残り湯洗濯って汚い?風呂水を使う時の注意点
お風呂の残り湯を洗濯に使うと、年間で2000円から6000円の節約になると言われています。
また、残り湯は水温が高いため、汚れも落ちやすく、洗剤の量が減るかもしれません。
残り湯洗濯は、普通の洗濯よりは一手間かかるので、これを高いと取るか安いと取るかは微妙ですが、節水にはなりますね。
個人的にはあまり気になりませんが、翌日に使うのが汚いと感じるなら、お風呂の入り方に気を付けたり、すぐに洗濯してしまうという手もあります。
洗濯に使うのはあきらめて、水撒きなど他の用途に使ってもいいですね。
残り湯を洗濯に使う場合の注意点をまとめました。
体を洗ってから湯船に浸かる
衛生微生物センターのデータによると、一晩おいた残り湯の菌はおよそ1000倍まで増えているそうです。
もちろんその菌によって健康を害するような危険性は低いですが、できるだけ清潔に洗濯するためにも、湯船に浸かる前に体を洗うのが良いと言われています。
とはいえ、全身お湯をかけて汗を流すくらいでも大丈夫だと個人的には思っています。
体を洗ってから入ると、逆に垢が浮くイメージがあるからです。
(もちろん、汚れている部分はちゃんと洗ってから入りましょう)
できるだけ早く使うのがベスト
菌の増殖を防ぐためにも、早いタイミングで洗濯に使うのがベストです。
水温が高い方が汚れも落ちやすいので、使えるなら、お湯が冷め切ってしまう前に使った方がいいでしょう。
翌日に使うのは抵抗があるという人は、お風呂上がりに洗濯をするといいですね。
また、お風呂に入った後はフタをしておくのがおすすめです。
ゴミが入るのもお湯が冷めるのも防いでくれて、一石二鳥ですよ。
洗濯には関係ないことですが、湿気による浴室のカビも防げます。
すすぎは水道水を使いましょう
残り湯を使うのは「洗う」工程までです。
せっかくきれいになった洗濯物も、すすぐ時の水に菌が入っていたら汚れてしまいます。
すすぎの時は、水道水を使うことを徹底しましょう!
ポンプは定期的にお手入れを
洗濯槽のお手入れも必要ですが、風呂水ポンプも定期的に掃除をしましょう。
専用の洗剤も販売されています。
入浴剤の使用には注意しましょう
多くの入浴剤は残り湯を洗濯に使っても問題ないようですが、洗剤との相性が悪いものもあります。
残り湯を洗濯に使えるかどうか、パッケージに記載があるものがほとんどなので、確認しておきましょう。
やはり残り湯の再利用なので、菌の増殖が気になるところです。
日頃からの心がけと、定期的なお手入れが必要です。
ちなみに、残り湯の菌がどうしても気になるという人は、残り湯をきれいにするための清浄剤も販売されています。
また、お風呂のお湯に浮いているゴミが気になる場合は、専用のゴミ取りネットなどもあります。
いずれも1000円以下で購入できるので、使ってみてもいいかもしれません。
残り湯洗濯のやり方!風呂水ポンプを買うだけでOK
今使っている洗濯機にポンプ機能がついている場合は、それを使いましょう。
付属のホースがある場合は、洗濯機に取り付けるだけで使えるのでとても簡単です。
(使い方は、取扱説明書に従ってくださいね)
風呂水ポンプの場合
ポンプ機能がない場合や壊れてしまっている場合は、別売りの風呂水ポンプを買う必要があります。
大体1500円〜3500円程度で市販されているので、探してみましょう。
選ぶときのポイントとしては、
- ホースが付属しているもの
- 吐水量が多いもの
- ホースを固定する留め具がついているもの
- タイマーや水量センサーがついているもの
がおすすめです。
1つずつ説明しますね。
ホースが付属しているもの
ポンプだけ買ってもホースがなければ使えません。
ホースを持っていなければ、ホースがついているものを選びましょう。
その際、お風呂場と洗濯機の距離を測っておく必要があります。
ホースは大体3〜4m程ですが、もしそれより遠ければ別のもの買わなくてはいけません。
あまりギリギリの長さのホースにするより、少し余裕のある方が使いやすいです。
吐水量が多いもの
吐水量とは、1分間当たりに吐き出す水量です。
吐水量が多いほど水を組み上げる力が強いので、スピーディに洗濯に取り掛かれます。
ホースを固定する留め具がついているもの
留め具が付いていると、風呂水ポンプで水を汲み上げている時に、手を離してもホースを押さえてくれます。
洗濯機の蓋で抑えることもできますが、私の経験上フックがついているものの方が使いやすかったです。
タイマーかセンサーが付いているもの
風呂水ポンプには、タイマー機能や水量センサーがついているものもあります。
ポンプで水を移していることをすっかり忘れてしまって、水を入れ過ぎてしまうというのもよくあります。
タイマーかセンサー、どちらかがついていれば水量がコントロールできて便利ですよ。
ふろ水ポンプを購入したら、後はスイッチオンして水を汲み上げるだけです。
この時の適正な水量は洗濯物の量によって変わります。
(お使いの洗濯機の説明書で確認してください)
- 縦型洗濯機では1kgあたり10Lが目安
- ドラム式洗濯機では1kgあたり7〜9Lが目安
水量が少な過ぎると、洗い上がりにも影響します。
汚れが落ちにくくなり、雑菌の繁殖によって臭いの原因にもなります。
また洗濯物同士の色移りも起こりやすいと言われています。
水量には充分注意しましょう。
残り湯での洗濯 翌日でも大丈夫? まとめ
残り湯を使った節約は、何かを我慢しなくてはいけないとか、習慣を変えなくてはいけないといった難しい事はありません。
特に、洗濯機に付属のホースの場合は、超簡単です。
現在のわが家の洗濯機は、洗いに風呂水を設定するだけで自動で汲み上げてくれるので、ホースをお風呂にドボンと入れて、終わったら出してホース内の水を抜くだけでした。
(先日とうとう壊れてしまって、どんなに便利だったかわかりました!)
風呂水ポンプを使う場合は、セットしたりお手入れが必要だったりと、ちょっと手間は増えますが、道具さえあればすぐに始められます。
ぜひ参考にしてくださいね!