「産後に妻が変わった。別人みたい…」
「産前より優しくなくなった」
このような嘆きを男性から聞くことがよくあります。
産後の女性は心身ともに変化し、つらい時期でもあります。
家族仲良く過ごしたいのに妻に強く当たられ、自分も辛い…。
そんな時、妻と険悪にならずにうまくいく方法はないのでしょうか?
答えは「すべて妻ファーストで行動する」ということです。
産後に妻と険悪にならず、仲良く過ごすために夫ができることを紹介します。
産後の妻は別人みたい?どうして変わるの?
まず、産後の妻が別人のように変わってしまったと嘆いているあなた。
変わるのが当たり前なんです。
なぜなら、人間を一人産んでいるのですから。
変わらないほうがおかしいのです。
そして変わってしまうのには理由があります。
産後は女性からは「オキシトシン」というホルモンが分泌されるのです。
このホルモンは赤ちゃんやパートナーへの愛情を生み出しますが、それと同時に「他人への攻撃性」も生み出すと言われています。
この時期を「ガルガル期」と言うそうです。
本来は愛情を持つはずのパートナーが、非協力的であった場合などに、その攻撃の矛先がパートナーへ向いてしまうのです。
つまりは夫が悪いのよ、ということですね。
妻が変わったのではなく、あなたが変わっていないだけなのです。
「産後に妻は変わってしまった…」
まるで別人みたいだ、と嘆くのではなく、
「産後に妻はちゃんと母親になった」
「俺もちゃんと父親になろう」
という考えを持ちましょう!
子供のために「2人で変わる」ということが大事ですね。
産後のママはメンタルもボロボロ
さらに言うと、産後のママはメンタルも本当にボロボロです。
母乳はちゃんと出ているかな?上手に育児できるかな?赤ちゃんは元気に育っているのかな?
不安がつきまといます。
トランプで三角形を作り、重ねていくトランプタワーを作ったことはありますか?
慎重に慎重に重ねていき、もう少しだと思ったら手が震えて崩してしまった…。
息を吐いたら崩れてしまった…。
あの集中力と忍耐力は大変なものがありますよね。
何が言いたいかというと、産後の妻にはそれぐらい慎重に接してあげて欲しいということです。
産後のメンタルはそのくらいデリケートです。
夫が何気なく言った言葉で、妻は大激怒することになるのです。
友人(女性)の話ですが、産後に「妊娠中は本当に大変だった」と話していたら、夫に「でも赤ちゃんは勝手にお腹の中で育つよね?何が大変だったの?」と言われたそうです。
友人はこの発言を「死ぬまで許さない」と言っていました…。
普段なら許される何気ない言葉でも産後では許されないのです。
(ただ、この発言は産後でなくても怒られそうですが…)
子供ができても変わらない夫ではダメ!産後の妻にできることを!
では、産後になぜ妻が変わってしまうのか理解できたところで、何をしたらいいのだろうかと思いますよね。
数年前、流行語大賞にもノミネートされた「○○ファースト」という言葉。
今こそ、「妻ファースト」という言葉で使用しましょう。
「妻がどうすれば気持ちよく子育てできるのか」を常に考え、行動するのです。
妻の話を聞いてあげる(妻ファースト①)
たとえば里帰り中のこと。
距離にもよりますが、時間やお金、体力が許す限り妻の実家に会いに行きましょう。
里帰りしているとはいえ、妻は一人で頑張って子育てをしているのです。
夫だけに愚痴りたい話もたまっています。
私の里帰り中の話を例に挙げます。
母が子育てに関してアドバイスをしてくれるけど、昔の感覚なので現代に当てはまらない…。
父が一生懸命世話をやいてくれるけど、余計なお世話であることが多い…。
でも、両親にはとてもお世話になっているので言い出せない…。
そんなときに、夫がうんうんと話を聞いてくれるだけですっきりしたものです。
会いに行けなかったとしても、話し相手になってあげることはできると思います。
また、夫は妻の両親に「いつもありがとうございます」とお礼を言ったり何か差し入れをしたりして、妻が実家で過ごしやすいようにすることもできます。
会いに行ったとしてもそうでなかったとしても「夫が妻のことを気にしてくれている」ということが大事なのです。
「昨日の夜、赤ちゃんはよく寝てくれた?」
「来週は予防接種だったよね?」
などなど、夫から積極的に赤ちゃんの話をして、妻から報告するばかりにならないようにすることも大事です。
いつも受け身でいると、妻は「なんで私ばっかり赤ちゃんのことを気にしているの?」というストレスがかかります。
産後の妻をいたわる(妻ファースト②)
妻に「いつもありがとう」「いつも子育て頑張っているね」など、お礼や労いの言葉をかけてあげましょう。
子育てってとても大変なんです。
毎日寝不足ですし、母乳のために栄養もしっかり取らなければいけない、家事もしなければいけない。
でも、母が子育てするのは親なのだから当たり前だと思いませんか?
そうなんです、当たり前なんです。
だから「子育てしててえらいね」って言われることはあまりないんですよね。
でも本当は褒めて欲しいんです。
「毎日子育て頑張っててえらいね」って。
だから夫は、家事や子育てで手伝えることはすべて手伝うのは当たり前ですが、毎日妻に言葉として感謝や労いの気持ちを伝えてあげましょう。
夫の気遣いひとつで、妻の機嫌は抜群によくなります。
子供ができても変わらないというのはダメですよ。
子供のために2人で変わりましょう。
産後に妻が変わった…夫にできること まとめ
「産後に妻が変わってしまった」「産前より優しくなくなった」
このような悩みは、妻の機嫌がいつもよければ解決する問題だと思いませんか?
妻が子育てに追われつつも、それでも笑顔で過ごせるように、妻ファーストを実践してみましょう。
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