女性にとって、出産はとても嬉しいことですよね。
しかし、それと同時にとても怖いものでもあります。
初産ならなおさらです。
私も初めての出産の時は出産が近づくにつれ、楽しみな気持ちと同じくらい逃げたいという気持ちが大きくなったものです。
でも逃げられませんよね…。
そのとき私は「とにかく誰かに話をきいてもらう」という方法で乗り切りました。
今回はその体験談をもとに、出産の恐怖や不安を乗り越える方法を紹介します。
出産が怖い!初産だし痛みとか不安だらけ…
出産前、出産が怖い、不安、と感じている妊婦さんは8割を超えるといいます。
初産ならなおさらです。
不安の理由はたくさんあるようですが、やはり痛みに関する不安が大きいようですね。
私もその一人でした。
私は、妊娠9ヶ月のあたりまでは、本当に幸せな気持ちでいっぱいでした。
お腹の中で元気に動く赤ちゃんの胎動を感じながら、会える日が早く来ないかと心待ちにしたものです。
しかし予定日まで残り2週間ほど、となった頃、出産をかなり現実的なものに感じた瞬間、ものすごい恐怖におそわれたのです。
そして、そんな時にネットで出産について調べれば調べるほど、出るわ出るわ、痛そうな経験談たち。
私の逃げたい気持ちはどんどん強くなっていきました。
絶対に無理だとはわかっていても、産む瞬間だけ誰かに変わってもらいたいと思ったものです。
その頃は情緒不安定にもなり、涙が出ることもありました。
出産は怖いけど逃げられない!どうすればいい?
しかし、愛すべき我が子のため、この恐怖を乗り越えなければ!とも思いました。
そんな時私は「とにかく誰かに話を聞いてもらおう!」と思ったのです。
母に相談
まずは自身の母に相談しました。
母は3人産んだ経験があり、私の話を聞いた後に、
「でもね、私一度胃を悪くして、手術をしたことあるんだけど、その術後のほうが出産より痛かったわ。だから出産ってやっぱり大して痛くないのよ」
と話してくれました。
今考えればめちゃくちゃな理屈ですが、それを聞いてなぜか少し心が軽くなったのです。
親友に相談
次に親友に相談をしました。
するとその親友は、
「私、微弱陣痛で陣痛20時間あったし、赤ちゃんは回旋異常だったし、産まれてからもちょっとした病気が見つかっていろいろ大変だったけど、我が子に会えたらそれ全部忘れたよ」
と笑いながら話してくれました。
この話を受けて、私もどれだけ子供に会いたいと思っていたかを再確認しました。
そして、出産に前向きになることができたのです。
出産以外でもそうなのですが、自分が何か不安で、逃げ出したいとき、自分だけでその逃げ出したい気持ちと向き合うのではなく、その気持ちを誰かにぶつけることが大事だと感じました。
出産間近になると誰でも怖いもの
出産に関しての不安は、痛み、子育てについて、赤ちゃんの健康など、人それぞれだと思います。
そして妊娠中は、妊娠していないときよりもホルモンバランスが変化します。
そのせいで、私のように情緒不安定になることもよくあります。
さらにホルモンバランスの変化により、今までストレスに感じなかったこともストレスに感じたり、イライラしたりするそうです。
出産が怖くて逃げたいのは自分だけではない
私のように出産間近に怖くて逃げ出したくなる人は、たくさんいるようです。
まずその事実を受け止めることが大事です。
それにより「出産から逃げたくなるのは自分だけではない」とまず考えましょう。
その上で、すでに述べたようにその怖い不安な気持ちを周囲に相談することで、解決できることもあります。
不安な気持ちをため込まない
私のように、母や親友に怖いと話をすることもいいでしょうし、旦那でもいいと思います。
誰も相談できる人がいないのであれば、担当医や助産師、もしくはそのような機関に相談をしてみてもいいと思います。
ブログに書き出す、SNSで発信する、というような方法もあります。
とにかく自分の中にため込まないことが大事です。
赤ちゃんと一緒に頑張ろう
私の場合、出産前、子宮筋腫が邪魔になって緊急帝王切開になるかもしれない、羊水が減ってきていて赤ちゃんが少し苦しいかもしれない、などなど…。
普通の出産よりも不安になる要素がたくさんありました。
しかし、周囲に相談することによって、出産から逃げたいという気持ちはやわらぎ「赤ちゃんと一緒に頑張ろう!」という気持ちになれました。
母からもらった、
「出産はママだけじゃなくて赤ちゃんも苦しいんだよ」
という言葉も、赤ちゃんと一緒に乗り越えようと思えた理由のひとつでした。
そしてたくさんの不安を抱え、逃げたいと思っていた私の出産は、陣痛開始から4時間というスピード安産でした。
どんなに怖い、逃げたいと思っていても、赤ちゃんのためならやっぱり乗り越えられるのだと思いました。
出産が怖い・逃げたい時のまとめ
痛みがどうしても怖いのであれば、無痛分娩や和痛分娩を希望するという方法もあります。
産まれた後の楽しみを、リストアップしてみるのもいいかもしれませんね。
まずは、自身が抱えている不安に関して誰かに相談してみましょう。
吐き出すことによって、不安がやわらぐこともあります。
人からもらった経験談によって、安心することもあるかもしれませんよ。