ゆで卵を水につけた状態で保存するのはNGです。
水から出して冷蔵保存しましょう。
ゆで卵の保存は、殻つきのままがベスト。
殻付きゆで卵の保存期間は、冷蔵保存で3〜4日です。
殻なしは日持ちしないので、できるだけ当日中に食べましょう。
ちなみに、卵を茹でたあと鍋の中に放置してしまった!という場合。
数時間〜一晩なら問題なく食べられることがほとんどです。
殻をむいた茹で卵は、味付け卵にして保存してもいいですね。
味玉は日持ちしそうですが、冷蔵保存で3日くらいです。
(煮卵は1週間くらい持つと言われています)
作り方もご紹介しますね。
ゆで卵の保存は水につけて冷蔵庫に入れるの?
ゆで卵を水につけて保存するのは間違いです。
水につけずに冷蔵庫で保存しましょう。
ゆで卵は、水につけた状態で置いておくと雑菌が繁殖してしまいます。
これは卵の殻にある、気孔と呼ばれる小さな穴から、水と一緒に雑菌が入ってきてしまうからなんです。
雑菌が繁殖したゆで卵は腐りやすく、食べると体調を崩してしまうので、水につけた状態での保存はしないでくださいね。
余談ですが、水につけて保存というのを私は聞いたことがなかったんです。
なぜこのようなことが言われるようになったのかを考えてみると、殻を剥く時の知恵が関係しているのではないかと思いました。
ゆで卵の殻を剥く時には、茹で上がったら冷水につけると殻が剥きやすいです。
この知識が保存方法と混同して、ゆで卵は水につけて保存するという間違った解釈が生まれてしまったのではないかと・・・。
ちなみに、冷蔵庫に保存する前に冷水につけておいて、熱を冷ましてから水気を取って冷蔵庫に保存するのはOKですよ。
間違えないように注意しましょう。
ゆで卵を保存するときは殻付き?殻なし?
ゆで卵は、できれば殻付きのまま保存しましょう。
殻をむいた状態だと、直接口にする部分が空気にさらされるので雑菌がつきやすくなります。
殻をむいたゆで卵は保存には向かないので、その日のうちに食べてしまった方が良いと言われています。
殻付きのゆでたまごは、殻の表面も一緒に茹でているので、ある程度殺菌された状態です。
殻が中身を守ってくれているので、ゆで卵は殻付きで保存するのがおすすめです。
殻付きの状態で保存している最中、にヒビが入ってしまうこともあるでしょう。
日本卵業協会によると、いつヒビが入ったかわからないものは食べない方が良いとのことです。
私はいつも殻をむいて保存していました。
茹でたら氷水に取って、むきやすいように殻にヒビを入れるものだと思っていたからです。
すぐに食べない時は、殻付きの保存も試してみたいと思います。
ゆで卵の保存期間は何日?
ゆで卵は、殻のままなら冷蔵保存で3〜4日ほど保存可能です。
このとき、卵の状態は固ゆでにしてください。
固ゆでにするためには、水を沸騰させてから卵を鍋に入れて、12分ほど加熱しましょう。
半熟卵の場合は日持ちしないので、当日中に食べてしまいましょう。
殻を剥いた場合や、ヒビが入ってしまった場合なども、その日中に食べるようにしてください。
煮卵にしてもいいですね。
たまごは、生卵の状態なら2週間程度持つのに、加熱してしまうと食べられる期間がこんなに短縮してしまうんですね。
加熱すると日持ちしなくなるのは、卵を加熱することにより、卵白に含まれる殺菌作用を持つ「リゾチーム」の機能が弱まってしまうためなんです。
殺菌作用が弱まったゆで卵は、早めに食べてしまわないと腐敗していきます。
作りたての方が美味しいですし、作ったら近日中に食べてしまいましょう。
…と言いつつ、私は殻をむいて冷蔵保存したゆで卵を、2日~4日くらい食べてました。
もちろん、冷蔵庫に入れっぱなしですし、お弁当に持って行ったりはしませんが。
大丈夫かなぁと思いつつ、5日くらい経った卵を食べたこともあります。
特に問題なかったですが、気をつけるべきですね。
ゆで卵の保存方法(味付け卵にして保存)
ゆで卵を味付け卵にして保存する場合も、冷蔵保存が必須です。
作り方や汁の濃さによって、日持ちは3日~1週間くらいとなります。
味付け卵にすれば、殻をむいたゆで卵の保存期間が少し伸びますね。
麺つゆや塩水に漬けて保存
最近の味付け卵の主流は、ゆで卵を煮るのではなく、麺つゆ(2倍や3倍濃縮)に浸けるだけの簡単なレシピだと思います。
塩水に浸けると、塩味の味付け卵になります。

このときの保存期間は、冷蔵庫で3日くらいでしょう(固茹でたまごの場合)。
殻を剥いた時に、水や空気にふれるからです。
半熟卵の場合は、すぐに食べてくださいね。
簡単に味玉を作る方法をご紹介します。
まず、先ほどご紹介したように、固ゆで卵を作ります(熱湯から入れて12分ほど)。
卵が茹であがったら氷水に取り、しっかり冷やします。
氷水に取った時に、殻にヒビを入れた方がむきやすいと思います。
その間に、汁の準備をします。
市販の麺つゆを使わない場合は、ゆで卵1個につき、醤油小さじ1と砂糖小さじ1/2~2/3が目安です。
(アルコールが気にならなければ、砂糖ではなくみりん小さじ1でもOK)
ビニール袋に入れて混ぜておきます。
お好みで粉末だしを加えてもOK。
酢を加えてもOKです。
そこに、殻を剥いたゆで卵を、水気をなるべく切って入れて、空気を抜きながら袋をしばります。
冷蔵庫に入れ、6~8時間くらいから食べられます。
(汁がもれたら困るので、お皿などを下に敷くことをおすすめします)
塩味の場合も作り方は同じです。

塩水は、水1/2カップ(100cc)に、塩小さじ1です(ゆで卵4個の場合)。
煮卵

少しでも日持ちさせたいのなら、煮卵にする方がいいかもしれません。
最後にもう一度火を通すため、冷蔵庫で1週間くらい持つと言われています。
そこまで汁が濃くないので、1週間も持つ気がしませんが・・。
そもそも、作ったらあっという間になくなりそうです。
煮卵にして保存する作り方をご紹介しますね。
ゆで卵を作って冷やすところまでは、先ほどと同じです。
冷やしている間に、煮汁を準備します。
分量は、水、醤油、みりんを同量くらいです。
(みりんではなく砂糖で作るならみりんの半量~2/3量を目安に)。
煮汁は、タッパーなどで保存する時に、卵がしっかり浸かるような量を準備しましょう。
その後、煮汁に入れ少し煮たら完成。
(火を通す程度)
冷ましてタッパーなどに煮汁ごと入れ、冷蔵保存します。
ちなみに、お水の代わりに酢で作ってもOKです。
ゆで玉子が浸かるようにすると、しょう油やみりんもたくさん必要なので、なんだかもったいない気がしてしまいました。
卵を茹でたあとに放置してしまった!
ゆで卵を作った後に鍋に放置してしまっても、数時間から一晩くらいなら問題なく食べることができます!
私も、ゆで卵を作ったまま放置してしまったことがあります。
気づいた時に慌てて卵を取り出して冷蔵庫にしまうのですが、食べても大丈夫なのかドキドキしながら口にしたことも。
室内で数時間から一晩放置したくらいであれば、問題なく食べられることがほとんどです。
ただし、室温が30℃以上あるような場合だと、腐り始めてしまうこともあります。
梅雨や夏の暑い日は注意が必要です。
我が家では、寝ている時、キッチンのあるフロアのエアコンを消してしまっていることが多いです。
暑い時期は、放置してしまわないように確認が必要ですね。
最後に、ゆで卵が腐ってしまっていないかの確認についても紹介します。
まずは匂いをチェックしてみましょう。
腐卵臭がしていたら食べないでください。
また殻を剥いた時に白身がネバっとしていたり、糸を引いていたりするとアウトです。
腐ったゆで卵を食べてしまわないように、食べる前にきちんとチェックしておきましょう。