子供は明るい子、おとなしい子、怒りっぽい子などなどいろいろな性格があります。
同じように子供には「勉強できる子」と「勉強できない子」がいます。
自分の子供が勉強できない子だったら、心配になりますよね?
実は、勉強ができない子には共通の特徴があるのです。
それは「知的好奇心が少ない」ということです。
今回は、勉強ができない子の特徴に関して話をしていきます。
また、親のせいで勉強できない子にしてしまわないように、知的好奇心を高めるために親ができることについてもご紹介します。
勉強ができない子の特徴は?
冒頭でお伝えしたように、勉強ができない子の特徴は、知的好奇心が少ないということです。
勉強のできる子の特徴
勉強ができない子に共通の特徴があるように、勉強のできる子にも特徴があります。
それは、
- 素直である
- 向上心がある
- やる気がある
- 知的好奇心がある
という特徴です。
そして当然ですが、勉強ができない子はその逆ということになるのです。
今回は、その中でも知的好奇心に関して触れていきます。
知的好奇心を高めることが、勉強にも大きく関わってくるからです。
知的好奇心とは…? 勉強にも重要です!
そもそも知的好奇心とはいったい何なのでしょうか?
知的好奇心とは、
「どうしてこうなるだろう?」
「どうしてこうなるのか知りたい」
というような、何かを深く知りたいという気持ちのことです。
子供は2、3歳頃に物の名前を一生懸命たずね、3、4歳頃~6歳頃に物事の理由をたずねる「なぜなぜ期」という時期があります(質問期とも言うようです)。
この時期は、子供の脳が急速に発達することで質問がたくさん出るのだそう。
知的好奇心を高めることが大切
私も両親から、自身の「なぜなぜ期」に関して話を聞かされます。
「どうして空は青いの?」
「どうしてママはママなの?」
「どうやったら人間は空を飛ぶことができるの?」
などなど、質問の種類や量は数え切れないほどです。
子供が知的好奇心を持つことや、親が知的好奇心を育ててあげることは重要です。
知的好奇心は、大人になってからの探究心につながります。
自分が疑問に思ったことを解決しようという能力は、人生において大切なのです。
知的好奇心は勉強にも大きく関わる
これは当然勉強においても言えます。
知的好奇心が活発であれば、問題を解決しようという能力も高いからです。
学校の勉強において、
「この問題はどうやって解くの?」
「自分が間違ったこの問題はどうしてこういう答えになるの?」
と疑問を持ち、それを解決しようとする子供が勉強できるのは当然のことです。
そのため、勉強できない子は「知的好奇心が少ない」と言えるのです。
勉強できない子は親のせい?知的好奇心を育てるには?
勉強できない子=知的好奇心が少ない子ということはわかりました。
しかし、だからといってどうしたらよいのでしょうか?
うちの子は「知的好奇心が少ないのね、へ~」で終わる話ではありませんよね。
さらに、「うちの子はもう小学生だから、知的好奇心を育てるのは無理ね」と諦めてしまうわけにもいきませんよね。
では、勉強ができない子を、少しでも勉強のできる子にするために、知的好奇心はどうやって育てればいいのでしょうか。
小学生の勉強を親が見る時のポイントは?
おすすめするのは「子供と一緒に勉強する」ということですね。
宿題を見てあげてもよいのではないでしょうか。
そしてその時に子供から、
「これはどうするの?」
「どうやって解くの?」
という質問が出てくると思います。
その時に、すぐ解き方を教えないということがポイントです。
算数であれば、
「問題文をもう1回ゆっくり読んでみよう」
「この計算だと、どの数字をかけたらいいと思う?」
と誘導するのです。
なぜなぜ期もイライラせず考える力をつけさせよう!
子供の「なぜなぜ期」も同じことが言えます。
すぐに答えを教えるのではなく、自分で考えさせるのです。
質問してすぐに答えを教えられると、子供は考えることをやめてしまうからです。
「どうして空は青いの?」と聞かれたら、
「いい質問だね。どうしてだと思う?」と聞き返して、一緒に考えてあげましょう。
こうすることで子供の考える力が身につくのです。
そして子供は考えることの楽しさを知り、知的好奇心もどんどん活発になっていくのです。
子供の「なんで」をうざいと言わず大切に!
間違っても、
「今忙しいから後にしてね」
「そんなの知らないよ」
「自分で調べてなさいよ」
というような、突き放す返答をしてはいけません。
私自身、最初のなぜなぜ期の記憶はありません。
しかし物心ついてから、両親にたくさん質問をして、いつも一緒に考えてもらっていたことを覚えています。
そうしているうちに、最初は「どうして?」だけの質問だったものが「私は~だと思うんだけど合ってる?」という質問の仕方に変わるのです。
子供の「なんで」は大切です。
親のせいで、考えるのをやめる子にしないように気を付けましょう。
また、私は以前塾に勤めていた経験があります。
その時に、子供の質問に対しては「どうしてだと思う?」と返事をし、一緒に考えたものです。
「どうして、人間はアメーバになれないの?」
という、斜め上の質問を一緒に考えたこともあります。
自分自身、忙しいことがあってもわが子の質問には手を止め、一緒に考えてあげようと思っています。
勉強ができない子の特徴とは? まとめ
勉強できない子には「知的好奇心が少ない」という共通の特徴があります。
しかし、子供の知的好奇心は親の働きかけによってとても活発になるのです。
子供にとって大切な能力です。
疑問について一緒に考え、一緒に問題を解決していきましょう。
そうすることで子供は自分で考え自分で問題を解決する能力が成長し、「勉強できる子」に変わっていくのです。
「うちの子は勉強ができない」と諦めてはいけないということですね。