ガス台の五徳の掃除には主に、
- 重曹+お湯でつけ置き(65℃以上が理想)
- 重曹を入れて煮る
という方法があります。
その後、メラミンスポンジなどで洗えばきれいになりますよ!とありますが…。
汚れをため込んだ我が家の五徳は、つけ置きしても煮ても汚れが落ちないんです!
そこで調べると、重曹とクエン酸を同量入れて煮ると良いとあり、半信半疑で試してみました。
汚れは落ちましたが、乾いたら五徳の裏を中心に白くなってしまいました…。
原因はわかりませんでしたが、クエン酸で白くなることもあります。
汚れが取れない場合は、重曹に浸けるか煮る方法を、何度か繰り返すのが正解ですね。
詳しくご紹介します。
五徳掃除は重曹+お湯につけ置き(+メラミンスポンジなど)
ガス台で一般的な黒い五徳はホーロー製。
(実は初めて知りました)
ステンレス製の五徳もあるようですが(シルバーならステンレスです)、この記事では一般的な黒い五徳の掃除についてご紹介します。
五徳掃除は、重曹+お湯(65℃以上)につけ置きしましょう。
写真のように、温度が高いと少し泡が出ます(二酸化炭素)。
重曹でつけ置きする方法
- お湯1Lに対して大さじ3~4杯の重曹を溶く
- 五徳をつけ置きする(30分~)
- 歯ブラシやメラミンスポンジなどで洗う
65℃以上で強いアルカリ性の液になるので、素手でさわらないようにしてくださいね。
軽い汚れなら普段の洗剤などで
ガスコンロの五徳は、油汚れが主です。
軽い汚れなら、いつも使っている台所洗剤や、セスキスプレーなどでお掃除してもOKです。
(石けん派のわが家なら、泡たっぷりの石けん水につけ置きします)
これらの方法で落ちなければ、重曹+お湯につけ置きするといいでしょう。
重曹は65℃以上のお湯で強いアルカリ性になる
重曹は、水に溶かすと弱アルカリ性なので、油汚れにはあまり効果を発揮しません。
しかし、65℃以上のお湯で溶かすと強アルカリ性になります。
酸性の油汚れに効果的です。
(お湯が冷めても強アルカリ性のままなんだそう)
ということで、65℃以上のお湯で重曹を溶かすのがおすすめですが、軽い汚れなら40℃くらいのお湯でも取れるそうです。
(お湯で汚れがゆるむため)
私は2度手間になるのを避けたいので、最初から65℃以上でいきました!
先ほどご紹介したように、お湯1Lに対して大さじ3~4杯の重曹を溶いて30分~数時間、五徳をつけ置きしましょう。
その後、歯ブラシや、水分を含ませて軽く絞ったメラミンスポンジなどで汚れを落としましょう。
ちなみに、メラミンスポンジを使ってもあまり変わりませんでした…。
汚れが頑固すぎたのかもしれません。
五徳と重曹をビニール袋に入れてもOK
つけ置きにちょうど良い容器がなければ、バケツやビニール袋などでもOKです。
ビニール袋では不安定なので、段ボール箱にビニール袋やごみ袋をかけて使うなど、工夫してみてください。
熱いお湯を入れるので、耐熱温度を確認するか、40℃くらいにしておきましょう。
素手で触らないように注意
つけ置きした重曹+お湯は、冷めても強アルカリ性なので、冷めたお湯に素手を入れないように気をつけましょう。
トングで取り出すか、ゴム手袋などを使うといいですよ。
五徳は金たわしなどで洗うと傷がつくかも
また、五徳はホーロー製なので、ガシガシこすり過ぎて傷つけないように注意しましょう。
五徳って丈夫そうですよね。
でもホーロー加工ということは、中は鉄。傷がつくとサビてしまうかもしれません。
金属たわしは、傷をつけてしまうので使わない方が無難です。
スチールウールのような細いものなら傷がつかないようですよ。
メラミンスポンジを使う場合は、必ず水分を含ませて使うようにしてくださいね。
↑ こちらは洗剤付きです
プラスチックで根気強く汚れを取る方法も
母は、プラスチックのヘラみたいなものを購入してました。
使わないポイントカード(や期限切れのクレジットカード)なども使えるそうです!
つけ置き後、爪でこすったら汚れが取れたので、少しずつこすれば綺麗になることは確かです。
でも、細かいところを丁寧にこすり落とすのは根気がいります…。
がんこな汚れには五徳と重曹で煮る?
重曹+お湯のつけ置きで汚れが落ちない場合は、繰り返し挑戦するか、重曹を入れて煮てみましょう。
煮るとなると大きな鍋が必要となります(わが家はステンレスボウルを使いました)。
正直、65℃以上でつけ置きするなら煮る必要はないのかなと思いますが、煮ることで焦げ付きが取れやすくなるのかもしれません。
分量は先ほどと同じです。
水1Lに対して重曹大さじ3~4杯を入れて混ぜ、五徳を入れて火をつけます。
重曹を入れて煮る方法
- 鍋に水と重曹を溶かし、五徳を入れます(水だと溶けにくいかも)
- 火にかけて沸騰させたら数分煮る
- 鍋のお湯がぬるま湯くらいになるまで数時間つけ置き
- 五徳を取り出し歯ブラシやメラミンスポンジなどでこすり洗いする
お湯が沸いてから重曹を入れると、勢いよく泡がボコっと出て危ないので、水からの方がいいです。
アルミの鍋で煮ると変色する可能性があります。
ステンレスの鍋を使うか、変色してもいいならアルミ鍋でもOK。
ホーローの鍋も使えますが…傷つきそうで怖いので、鍋底にキッチンペーパーなどを敷きたいですね。
温度が上がると、少し泡が出ます(二酸化炭素)。
重曹が熱分解を起こすからです。
炎が真っ赤に!
ここで我が家の体験談。
わが家は3口コンロですが、奥の小さいコンロはほとんど使っていません。
でも一番汚れていました!
他の2つとは比べ物にならないくらいです。
きっと、周りのコンロで料理をした時の油が全部飛んでくるんでしょうね。
というわけでまず、奥の小さな五徳で試しました。
普段、洗い桶代わりに使っている、ステンレスボウルのサイズがちょうど良かったのでつけ置きに使用。
火にかけることもできます。
気が付くと…普段は青っぽい炎が真っ赤になってました!
最初は意味がわからなくて焦りましたが、二酸化炭素を出して一時的に酸欠になっていたみたいです。
換気扇も付けていたし、すき間風が入ってくるような家なんですけどね。
空気の入れ替えをしたら元に戻りました。
今回はボウルで煮たので、蓋をしていなかったことも原因かもしれません。
五徳と重曹を煮ても汚れが落ちない場合は?
五徳と重曹を煮ても汚れが落ちない場合は、何度か繰り返すしかないのかな、というのが試してみた感想です。
調べても解決策が見つかりませんでした。
私が試した感じでは、重曹+お湯につけ置きした場合と、煮た場合の違いがよくわかりませんでした。
そのため、やりやすい方を何度か繰り返してみるのがよいと思います。
でもどちらも時間がかかるし、重曹もたくさん使うし結構大変!
ここまで汚れをため込まないように、せめて1回のつけ置きで済むくらいの頻度で掃除することをおすすめします。
また、五徳汚れの大きな原因は、吹きこぼしです。
吹きこぼさないようにすることと、吹きこぼした時は洗うようにすると、汚れにくくなるでしょう。
つけ置きして汚れがゆるんだら、こびりついた汚れは、爪でこすっても取れました。
気長~にプラスチックのカードなどでこすると取れると思いますが、何時間もかかりそうです。
昔と違ってコンパクトな五徳で、形もスッキリして汚れが目立たないので、わが家は良しとしちゃいました!
ガス台の五徳を重曹とクエン酸で煮る?
ちなみに、五徳の頑固な汚れ落としを調べると「お鍋に水と五徳と重曹・クエン酸を入れて煮るといい」といくつか紹介されています。
でも、重曹とクエン酸を入れたら中和するだけでは?汚れ落としに意味があるのかな…?という素朴な疑問が。
それでも何でも汚れが落ちるならいいよね、と試してみました!
結果、汚れ落ちの効果はよくわかりませんでした。
そして、五徳が白くなる可能性があります。
おすすめできませんた、一応ご紹介しますね。
やり方は重曹で煮る場合と同じです。
重曹とクエン酸で煮る方法
- 鍋に水を注ぎ、五徳と重曹とクエン酸を入れる
- 火にかけて沸騰させたら数分煮る
- 鍋のお湯がぬるま湯くらいになるまで数時間つけ置き
- 五徳を取り出し、歯ブラシやメラミンスポンジなどでこすり洗いする
水と重曹、クエン酸の量も同じ要領で、水1Lに対してそれぞれ大さじ3~4杯ずつです。
↑ 水に重曹とクエン酸を入れると思いっきりシュワシュワします(二酸化炭素)
この泡で汚れが取れるということなのでしょうか?
火にかけている途中、歯ブラシでこすってみると、汚れがスルっと簡単に取れました!
(歯ブラシは耐熱ではないので注意)
それならと、もう1つの五徳を試しましたが、今度は全く汚れが落ちません!
汚れが取れたのは、何度か洗って汚れが浮きやすくなっていたからなのかもしれませんね。
しかも…。
五徳はクエン酸で白くなる?
先ほどの重曹とクエン酸で煮る実験?の後、歯ブラシで汚れを落としてほっとしていると…五徳が白くなっていました。
特に裏がひどかったです。
今回、わが家の場合は
①泡たっぷりの石けんつけ置きで汚れが取れない
↓
②重曹+お湯に浸けて汚れが取れない
↓
③重曹で煮てみたけど汚れが取れない
↓
④重曹とクエン酸で煮てみた
↓
汚れが取れたけど白くなった
という感じなので、クエン酸が原因なのかな…と思うのですが…。
気になって実はその後、別の五徳で試したのですが、その時は白くなることもなく。
クエン酸と重曹の量の絶妙なバランスがあるのでしょうか?
ちなみに、ネットで体験談を見ていると、重曹で煮たら白くなったという人もいるんですよね…。
でも今回、何度か重曹でつけ置きしても白くなることはなかったので、重曹は大丈夫だと思います。
白くなっただけで、使っていたらまたすぐ汚れるしなー、とあまり気にならないので我が家ではそのまま使いますが、新築なのに!など、どうしても気になる場合は、買い替えるしかなさそうです。
調べてみると1000円くらいからありました。
思ったより安くてびっくり!
五徳の掃除は重曹で? まとめ
五徳の掃除は、重曹+お湯でつけ置きしてから、歯ブラシやメラミンスポンジで丁寧に洗いましょう。
落ちない頑固な汚れは、つけ置きを何度か繰り返すか、五徳と重曹を煮るか、根気強くカードなどで優しくこすり落とすなど。
クエン酸を使うと白くなるかもしれないので、やめておいた方が無難です。
頑張ればいつかは取れるので、一度頑張って汚れを落として、今後は汚れが落ちなくなるほどため込まないことが一番ですね。
軽い汚れなら、台所洗剤で洗ったり、重曹をクレンザー代わりにしたり、セスキスプレーして汚れを浮かせたり、泡立てた石けん水に浸けたり、と普段のお掃除法で落ちるでしょう。
最後に、「こんな手間がかかるなら…」と、市販の洗剤も探してみました。
汚れが全く落ちなかったという口コミもあったので、正直わかりませんでした…。
こちらはダスキンのスチールウール。洗剤付きです。