勉強時に空腹になるのは、脳がカロリー消費しているからです。
空腹時だと勉強に集中できない感じがしますが、実は、空腹の方が頭が冴えると言われています。
しかしお腹が空いて頭が回らない時は、間食で対処するのがよいでしょう。
（一般的には空腹時は集中しやすくなりますが、HSPの方は空腹が苦手です）
満腹になると食後に眠くなってしまうので、注意が必要です。
間食時にオススメの食べ物は、おにぎりやバナナ！
勉強に集中できない時は我慢せずに、間食を摂ったり、睡眠を見直しましょう。
空腹で勉強に集中できない時の対処法
どうしても空腹で我慢できないときは、間食をとりましょう。
ここで気をつけたいのが、しっかり食べ過ぎないことです。
空腹の方が頭が冴える？
実は、空腹時の方が勉強ってはかどるんです。
空腹時に出されるグレリンというホルモンは、記憶力を高めてくれます。
また、人間は本能的に、空腹時には集中力が増すのです。
つまり、勉強時にはある程度、空腹を感じていた方が良いのですね。
とは言っても、お腹が空いて、お腹が鳴り始めるとどうしても気になってしまうこともあります。
特に授業中や、静かな場所で勉強している際には、他の人に聞こえたらどうしようなど、余計なことを考えてしまい、集中できなくなってしまいます。
そのため、満腹にならないくらいの量で、おやつを食べるのがオススメです。
ではなぜ、勉強時に満腹になってしまうとダメなのか。
こちらは次の項目で説明いたします。
満腹では勉強に集中できない？
なぜ満腹時に勉強に集中できないのかというと、満腹になると、眠くなってしまうからです。
お昼ご飯を食べた後の授業やお仕事って、どうしても眠くなりますよね。
食後の眠気の原因には、糖分の取り過ぎが挙げられます。
食事をすると、血液中のブドウ糖の量が増え、血糖値が上がります。
血糖値が上がると、血糖を下げるためのインスリンというホルモンが分泌されます。
糖分を急激に摂りすぎると、急激に血糖値が上昇し、大量のインスリンが必要になりますが、インスリンの分泌が追いつかなくなります。
すると、脳にブドウ糖が行かなくなり、眠気を引き起こしたり、ボーッとしたりしてしまうのです。
そのため、勉強中に空腹で何か食べたい場合は、食べ過ぎないように注意しましょう。
勉強していて空腹を感じるのはなぜ？
勉強時に空腹を感じるのは、脳がカロリーを消費しているからです。
よくダイエットで運動をして、カロリー消費をしますよね。
それと同じように、勉強をすると脳を使うことで、カロリーが消費されています。
脳を動かすエネルギーとして必要なのが、ブドウ糖。
ブドウ糖が足りなくなってくると、エネルギー不足になり、脳からお腹が空いたというサインを送ってきます。
これが、勉強時に空腹を感じる仕組みです。
よく、将棋の中継などを見ると、棋士のおやつタイムが注目されていますよね。
将棋も勉強と同じく（いや、それ以上に！？）脳をフル回転させて行う競技です。
おやつを食べて、しっかりと脳に栄養を送ることで、良いパフォーマンスを発揮できるようにしているのですね。
勉強でお腹空く時におすすめの食べ物
勉強時にお腹が空いてしまったら食べると良い食べ物は、小さめのおにぎりやバナナです。
コンビニでも買えるので便利ですね。
おにぎり
おにぎりはよく夜食の定番にあげられる料理ですが、勉強にぴったりの食べ物なのです。
おにぎりは糖分補給に最適。
糖分補給といったら、砂糖の入っているものを選びがちですが、砂糖の摂取には注意が必要です。
砂糖を摂りすぎると、血糖値が不安定になることでイライラしてしまったり、目の前のことに集中できなくなったりします。
おにぎりは砂糖に比べ、血糖値の変化が緩やかです。
そのため、眠くなりにくく、食後の勉強もはかどるでしょう。
おにぎりの具には、梅干しを入れると疲労回復の効果が期待できます。
他にもツナやサケなどを具に入れると、お魚に含まれるDHAが脳の伝達性を高めてくれる効果が期待できます。
糖分摂取とともに他の効果も得られるおにぎりは、まさに最強の勉強メシではないでしょうか。
バナナ
バナナも勉強時の感触にぴったりの食べ物です。
バナナにはブドウ糖などの糖質が多く含まれています。
エネルギーを摂ることができるので、朝ごはんに食べる方も多いのではないでしょうか。
どちらも食べ過ぎないように気をつけて、摂取するようにしましょう。
空腹で集中できないのはHSPかも
これまで、空腹時の方が集中できることを紹介してきましたが、HSPの方は空腹を感じるとどうしても集中できないことがあります。
HSPとは、ハイリーセンシティブパーソン(Highly Sensitive Person)の略で、様々な刺激に対して敏感な人を指します。
HSPの特徴の一つとして、空腹に弱いことが挙げられます。
空腹を感じると、不快に感じたり、何も手につかなくなってしまったりすることも。
そんな時は、無理に我慢せずに、何か食べましょう。
先述した、お腹が空いたら食べると良い、おにぎりやバナナを摂取し、空腹状態から脱しましょう。
ただし、急激にたくさん食べてしまうと、やはり食後のパフォーマンスが落ちてしまうので、うまく調節しながら食べてくださいね。
睡眠不足にも気をつけよう
空腹で勉強に集中できない時の理由や対処法、おすすめの食べ物などを紹介しました。
あまりにお腹が空いて思考停止してしまったり、やる気が出ない時には間食を摂りましょう。
また、寝不足の人は、ホルモンの関係で空腹を感じやすくなると言われています。
食欲と睡眠はとても密接な関係です。
睡眠も見直してみると、空腹に対処しやすくなるでしょう！