新玉ねぎって、普通の玉ねぎと違って一年中売ってないですよね。
新玉ネギがなぜ春だけなのかは、玉ねぎの収穫時期が春だからです。
収穫してそのままお店に並んだ玉ねぎを「新玉ねぎ」と呼ぶんですね。
実は、普通の玉ねぎ(黄玉ねぎ)は、収穫後に乾燥してから売っているもの。
乾燥していない新玉ねぎは水分が多く、日持ちしません(冷蔵保存が基本)。
この記事では、新玉ねぎはいつからいつまで売ってるのかや、保存方法などをご紹介します。
新玉ねぎをネットで探したり、辛みの少ない玉ねぎで代用したり…と、年中食べたい場合のアイデアもお伝えしますね。
新玉ねぎの時期ってなぜ春だけなの?
新玉ねぎがなぜ春だけなのかは、玉ねぎの収穫時期が春(春~初夏)だからです。
先ほどお伝えしたように、新玉ねぎとは、収穫してそのままお店に並んだ玉ねぎのこと。
そのため春は、収穫したての玉ねぎが、新玉ねぎとしてスーパーに並びます。
瑞々しくておいしいですよね!
一年中売ってる玉ねぎは乾燥させたもの

新玉ねぎは水分量が多いため腐りやすく、そのままでは短期間しか持ちません。
そのため、一年中出回っている普通の玉ねぎは、収穫してすぐには出荷しません。
日持ちするよう乾燥処理してからお店に出回るんです。
このように、普段食べている玉ねぎは乾燥させることで日持ちするし、一年中流通させることができるんですね。
新玉ねぎは品種も違う
厳密には、一年中出回るタマネギと新玉ねぎは品種が違うことが多く、新玉ねぎには「白玉ねぎ」などの早生品種のものが多いです。
(早生は保存性が低いため、乾燥処理して年中出荷することができません)
それに対して、年中お店で見かける玉ねぎ(黄玉ねぎ)は、主に晩生の品種で、収穫時期も6月ころと遅いんですよ。
晩生の玉ねぎは、乾燥して売るために作られていることが多いので、一般にはあまり出回らないでしょう。
冬にできる玉ねぎもある?
ということで、新玉ねぎがなぜ春だけなのかは、春にできるからなんですね。
ちなみに最近では、冬にできる新玉ねぎもあるようです。
一年中どこかで、何かしら新玉ねぎが見られるようになるかもしれませんね。
こちらは1月中旬から発送が始まるという玉ねぎです(期間限定)。
冬に新玉ねぎを食べたい!という方はチェックしてみてください。
新玉ねぎはいつからいつまで売ってるもの?
新玉ねぎはいつからいつまで売ってるかというと、収穫時期である3月頃~5月頃の期間です。
(地域によっては6月頃まで)
ただし収穫が早いと、新玉ねぎは2月下旬からもう売り始めている、という場合もあります。
スーパーで早めに新玉ねぎを見つけられたら、ちょっとラッキーですね。
先ほどもご紹介したように、ネット通販なら1月中旬から買うこともできます。
玉ねぎというと淡路島のフルーツ玉ねぎが有名ですが、その他にもたくさんありますよ。
こちらの熊本県産の玉ねぎ(塩たまちゃん)は、2月上旬~6月上旬ころの出荷とのこと。
熊本市のふるさと納税返礼品にもなっています。
一般的には3~5月
一年中売っている普通の玉ねぎは、6月頃に収穫して乾燥させてからお店に並びます。
基本的には乾燥用ですが、6月に取れた玉ねぎの一部を、新玉ねぎとして売ることがあるかもしれません。
でも一般的には、新玉ねぎを売ってる時期は3月~5月頃。
新玉ねぎを購入したいなと思ったら、この時期にスーパーに行くようにすると良いでしょう。
新鮮な収穫したての新玉ねぎを購入することができますよ。
新玉ネギってみずみずしくて美味しいので、ぜひ春の味覚として味わってくださいね。
新玉ねぎを年中食べたい場合は?
健康のために、新玉ねぎを年中食べたいという人もいます。
(スライスした玉ねぎを水にさらさずに生で食べたい、ということですね)
しかし、お伝えしているように、基本的には新玉ねぎは年中収穫できません。
新玉ねぎの時期は地域によって違うので、ネットで探してみるのも1つの手です。
売ってない場合は普通の玉ねぎで代用しましょう。
辛い…ということなら、辛みの少ない品種の玉ねぎもあります。
また、水ではなく空気にさらしたり、ドレッシング(お酢や油)をからめることでも、辛みは和らぎますよ。
ネット通販で探してみる
スーパーで新玉ねぎが買えるのは主に3~5月頃です。
地域によっては2~7月頃に売っています。
スーパーにない場合は、ネット通販で探してみるのも1つの方法です。
冬にできる玉ねぎでご紹介しましたが、こちらの玉ねぎなら、1月中旬から新玉ねぎが食べられますよ(期間限定販売)。
他には、ふるさと納税で新玉ねぎを予約購入したり。
ちなみに北海道では、玉ねぎを春に植えることができます。
この場合8、9月が収穫の時期なのですが、ネット通販では見つけられませんでした。
新玉ねぎとしては売っていないのでしょうね。
赤玉ねぎ(紫玉ねぎ)で代用する
赤玉ねぎ(紫玉ねぎ)で代用するのもいいかもしれません。
普通の玉ねぎより辛みが少ないためです。
赤玉ねぎも普通の玉ねぎと収穫時期は同じで春~初夏。
北海道では8、9月も収穫できます。
北海道産の場合、9月末から4月下旬まで販売していました。
いろいろ探してみてくださいね。
スマイルボール
また、「スマイルボール」というハウス食品が開発した玉ねぎがあります。
こちらも、新玉ねぎではないのですが、生で食べても辛みがほとんどないというものです。
9月末から12月下旬までの期間限定販売です。
調べたところ、LOHACOとふるさと納税のみの販売でした。
新玉ねぎはどれくらい日持ちする?保存方法は?
一年中出回っている玉ねぎは、常温で保存できますね。
しかし、新玉ねぎは水分が多く傷みやすいので、常温保存には向きません。
冷蔵保存しましょう。
冷凍もできますよ。
新玉ねぎは、冷蔵なら約10日間、冷凍なら約1ヶ月間は保存することができます。
では、日持ちする保存方法について詳しくご紹介しますね。
冷蔵保存:賞味期限は10日くらい
新玉ねぎを日持ちさせたいなら、皮は剥かないようにしましょう。
(…といっても、新玉ねぎにはほとんど皮はないですが)
皮付きのまま(買ってきた状態のまま)、キッチンペーパーに包んでからビニール袋に入れます。
すぐに食べるなら、ここまで丁寧に保存しなくても大丈夫です。
ビニール袋に入れた新玉ねぎは、野菜室ではなく冷蔵室に入れるのがベスト。
10日間ほど新玉ねぎを日持ちさせることができますよ。
(もちろん、野菜室しかあいていなければ無理しなくてOK)
冷凍保存:賞味期限は1ヶ月くらい
新玉ねぎはほとんど生で食べることが多いと思いますが、食べ切れないなら冷凍しましょう。
冷凍保存する場合は、料理にすぐ使えるようにカットします。
スライスでもみじん切りでも、ざく切りでもOKですよ。
カットした新玉ねぎは、フリーザーバッグに入れましょう。
しっかりと空気を抜き、真空状態にしてから密封して冷凍庫に保存します。
約1ヶ月は日持ちしますよ。
ちなみに、冷凍保存した新玉ねぎを使う際は、冷蔵庫に移して自然解凍するか、凍ったまま加熱すればOKです。
新玉ねぎが一年中売ってないのはなぜ? まとめ
新玉ねぎが一年中売ってないのは、年中収穫できないからです。
玉ねぎの収穫は主に春。
そのため、3月~5月頃の収穫時期だけ売ってるんですね。
新玉ねぎは、普通の玉ねぎとは違って水分量が多いため、日持ちしません。
みずみずしくておいしいけど、傷みやすいのが難点と言えます。
日持ちは冷蔵庫で10日くらいなので、食べ切れない場合は、使いやすいサイズにカットして冷凍しちゃいましょう。
新玉ねぎは収穫時期以外には売ってないので、年中食べたい場合は、代用できそうな玉ねぎを探したり、食べ方を工夫してみてくださいね。