ジップロックの袋のタイプは、電子レンジで解凍はできますが、レンジ加熱すると溶けてしまいます。
レンジ解凍で使用する際には、袋のジッパーの一部を開け、油分の多い料理はレンジ解凍しないようにしましょう。
ジップロックコンテナー(タッパー)やスクリューロックは、正しく使用すればレンジで溶けることはありません。
レンジ加熱の場合は、コンテナーの蓋をずらし、油分の多い料理を避けて使用しましょう。
製品ごとの耐熱温度は、以下のようになっています。
- コンテナー…140℃
- スクリューロック…140℃
- フリーザーバッグ…100℃
- イージージッパー…80℃
ジップロックが溶けてしまっても食べることはできますが、避けるのが無難です。
ジップロックの袋のタイプはレンジで溶ける?
ジップロックには、タッパーのようなタイプと、袋のタイプがありますね。
袋タイプのジップロックは、電子レンジで溶けることがあります。
ジップロックシリーズで販売されている袋タイプの製品は、4種類あります。
- フリーザーバッグ
- イージージッパー
- ストックバッグ
- お手軽バッグ
フリーザーバッグとイージージッパーはレンジ解凍可
フリーザーバッグとイージージッパーは「レンジ解凍」が可能な商品です。
しかし、電子レンジでの加熱には使用することができません。
耐熱温度
- フリーザーバッグ…100℃
- イージージッパー…80℃
温めるためにレンジに入れると溶けてしまうので、別の容器に移して温めましょう。
ストックバッグとお手軽バッグはレンジ不可
ストックバッグやお手軽バッグは、電子レンジでの使用ができない商品です。
食材を保存したり、小物を整理したりするためだけに使用しましょう。
ジップロックのタッパーやスクリューロックはレンジで溶ける?
ジップロックコンテナー(タッパー)やスクリューロックは、残ったおかずを保存しておいて、次の日に温めて食べる時などに重宝しますよね。
ジップロックコンテナーやスクリューロックは、正しく使用していれば電子レンジで溶けることはありません。
どちらも耐熱温度は140℃。
レンジ解凍だけでなく、レンジでの加熱でも使える商品です。
ただし、油分や糖分が多い料理を電子レンジで加熱してしまうと、温度が上がり溶けてしまうことがあります。
コンテナーやスクリューロックが溶けてしまわないように、使い方には注意が必要です。
後ほど、正しく使用するための注意点について紹介しますね。
ジップロックがレンジで溶けた場合は食べられる?
ジップロックが溶けてしまっても、中に入っていた料理は食べられますが避けた方が無難です。
ジップロックが溶けてしまうと、有害物質が出てしまうのではないかと不安になりますよね。
ジップロックシリーズの品質・安全性について、このような記述がありました。
「ジップロック®コンテナー」では、内分泌かく乱作用を持つとされる物質(いわゆる環境ホルモン)は使われていませんのでご安心ください。
環境ホルモンとは、簡単に言うと、本来のホルモンの作用をかき乱してしまう物質のことです。
ジップロックシリーズには、有害物質は使われていません。
万が一溶けてしまったものを体内に入れても、健康上の問題は起こらないような素材で作られています。
すぐに何か体に影響があることは少ないと思うので、溶けたものを食べてしまっても必要以上に心配することはありません。
しかし、レンジで溶けたジップロックは体に良いものではないので、できれば避けるようにした方が良いでしょう。
ジップロックでレンジ解凍する方法や注意点
ジップロックでレンジ解凍する方法や注意点をご紹介します。
ジップロックコンテナーやスクリューロックは、レンジ解凍に関する注意事項は特にありません。
フリーザーバッグとイージージッパー(袋タイプ)をレンジ解凍する際には、ジッパーを一部開けて行い、油分の多い料理のレンジ解凍は避けましょう。
耐熱温度
- コンテナー…140℃
- スクリューロック…140℃
- フリーザーバッグ…100℃
- イージージッパー…80℃
フリーザーバッグとイージージッパーは温度に注意
レンジ解凍をする際に注意が必要になるのは、袋タイプのフリーザーバッグとイージージッパーです。
レンジ解凍の際には、ジッパーを一部開けて行うようにしてください。
ただし、カレーやシチューのような油分の多い料理を解凍するのは避けましょう。
耐熱温度を超えてしまい、袋が溶けてしまう可能性があります。
油分の多い料理を解凍する際には、自然解凍や流水解凍をするようにしましょう。
湯煎で解凍したい方もいるかもしれませんね。
湯煎に関しては、鍋に火をかけた状態では行わないようにして下さい。
耐熱温度を超える可能性があります。
特に鍋肌、鍋底は温度が高いので要注意です。
ジップロックコンテナーやスクリューロックをレンジ加熱する方法や注意点
お伝えした通り、フリーザーバッグとイージージッパーは、レンジ加熱不可です。
ジップロックコンテナーやスクリューロックをレンジ加熱する方法や、注意点をご紹介しますね。
耐熱温度
- コンテナー…140℃
- スクリューロック…140℃
公式サイトによると、電子レンジ使用時には何点か注意すべきことがあります。
まず、加熱時にはどちらもフタをずらさなければなりません。
蒸気の抜け道を作る必要があります。
また、油分の多い料理を加熱するのは控えなければなりません。
油分の多い料理には、カレーやシチューなどの肉料理が挙げられます。
これらの料理の入ったコンテナーやスクリューロックを加熱すると、耐熱温度を超えてしまい容器の破損につながります。
同じような理由で、糖分の多い料理や調味料などの加熱も控えるように記載されています。
私は過去に、カレーを入れたコンテナーを、フタをしっかりと閉めたまま電子レンジで加熱してしまったことがあります。
注意点を確認せずに使っていたので、笑ってしまうくらいダメダメな使い方ですね…。
案の定、フタも容器もヘニョヘニョになってしまって、使い物にならなくなったので処分する羽目になりました。
油分や糖分が多い料理は、別の耐熱容器などに入れ替えてから温めるようにしましょう。
皆さんは、正しい使い方を確認して、私のようにならないように注意してくださいね。
ジップロックコンテナーとレンジを使ったレシピ
ジップロックを使用した「蒸し鶏の塩昆布和え」を紹介します。
蒸し鶏をレンチンで作る感じですね。
今回使用するのはコンテナーです。
材料
- 鶏胸肉
- 塩昆布
- 梅(種を取り除き、包丁で軽く叩く)
- 大葉
- ごま油
- 水
- 酒
分量は全て適量で、お好みで調節してみてください。
我が家ではいつも目分量で適当に作っています。
作り方
まずは鶏胸肉を調理します。
- 鶏胸肉は皮をとり、フォークを刺して数ヶ所穴を開けます
- コンテナーの中に鶏胸肉を入れて、水と酒を2:1くらいの割合で鶏胸肉が1/3~1/2隠れる程度まで入れます
- コンテナーの蓋をずらしてそのまま600Wのレンジで3分加熱
- 一度レンジから出し、鶏胸肉をひっくり返し再び3分ほど加熱
これで、蒸し鶏のできあがりです。
(今回、途中で温度を測ってみましたが、余裕で耐熱温度の範囲内でした)
煮汁はスープなどにすると美味しいので、別容器に移してとっておくといいですよ。
レンジ加熱の際、タッパーの蓋のずらし方が足りないと、飛んでしまうことがあります。
しっかり蓋をずらすか、心配ならラップをふんわりかけるとよいです。
蒸し鶏ができたら、あとは和えるだけです。
- 粗熱をとった蒸し鶏を手で裂きます(そのままタッパーで和えていきます)
- コンテナーの中に、叩いた梅と塩昆布、ごま油を加えます
- コンテナーの中で軽く混ぜ、よく味がなじむように一晩冷蔵庫で寝かしておきます
- 一晩寝かせたものを取り出し、味を確認したらお皿に盛りつけます
- 最後に千切りにした大葉を乗せたら完成です
作り置きしておけば、何日か楽しむことができます。
さっぱりとした味なので、夏場におすすめ!
塩昆布は入れすぎてしまうとしょっぱくなるので、だいたいひとつまみ前後で調節するのがよいでしょう。
ぜひ試してみてくださいね。