使い捨てカイロの使用後は、そのまま捨ててしまいますよね。
実は、カイロを再利用する方法があるんです。
カイロの中身を園芸の肥料に使ったり、そのまま脱臭剤として冷蔵庫や靴箱などに使ったり。
使い捨てカイロの材料である、バーミキュライトや活性炭が関係していますよ。
(正確には、バーミキュライトは肥料というより土壌改良材ですが)
園芸に使う時は、そのまま土にまくのではなく、塩分を抜いてから使いましょう。
そしてもう1つ、寄付をするという方法もあります。
今回は、使い捨てカイロを再利用する方法について詳しくご紹介します。
使い捨てカイロの中身を再利用 / 園芸用の肥料に
まず、使い捨てカイロの原材料はこちらです。
- 鉄粉
- 水
- バーミキュライト
- 活性炭
- 塩類
バーミキュライトは園芸に、活性炭は脱臭に使えますよ!
園芸での再利用法からご紹介しますね。
バーミキュライトを園芸に再利用
使い捨てカイロの再利用、1つ目の方法は園芸に使用することです。
使い捨てカイロの中身を、肥料によみがえらせましょう!
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使い捨てカイロにはバーミキュライトが含まれています。
バーミキュライトは園芸用の土にも使用されており、土壌の環境を良くする効果があるとされています。
また、カイロの主成分である鉄粉も、土の鉄分補給にもなるんだとか。
バーミキュライトはたくさんの層になっているので、空気や水を通しやすかったり、水や肥料を蓄えやすかったりします。
排水性や保水性、断熱性、保温性…そして軽い、などさまざまな目的で園芸に使われています。
肥料というより土壌改良材ですね。
家庭菜園を行っている家庭には、ぴったりの使い道でしょう。
ただし、そのままでは再利用できません。
ひと手間加えましょう。
園芸に再利用するなら塩分抜きを
使い捨てカイロの中身を、そのまま土にまくのはNGです。
原材料を見てもわかるように、使い捨てカイロには塩分が含まれています。
広い場所に少量まくならいいかもしれませんが、鉢植えなどに使う時は、塩分を抜かずにそのまま使うと土壌環境が悪化することも。
肥料として使用する際には、塩分抜きを行いましょう。
調べてみると、コーヒーフィルターを使用した塩分抜きが紹介されていました。
方法はとっても簡単です。
用意するものは、使い捨てカイロ、コーヒーフィルター、水だけ。
昔ながらのシンプルなドリッパーは300円くらいでしたが、100均にもありますよ。
こちらのフィルターペーパーは40枚入りで100円ちょっとでした。
枚数はわかりませんが、もちろん100均にもあります。
塩分を抜く方法
- まず、フィルターペーパーを2枚重ねてセット
- 使い捨てカイロの中身を、コーヒーフィルターの中にあけます
- コーヒーをいれるときの要領で、水を上からかけます
以上で完成です。
とても簡単ですよね。
コーヒーフィルターをニ重にすることで、塩分が抜けやすくなるそうです。
使い捨てカイロの中身が乾いたら、普段使っているように土と混ぜて使いましょう。
お茶パックの方が簡単かも
でも、わざわざコーヒーフィルターを買うなら、ちょっともったいないですよね。
料理で水切りすることを考えると、キッチンペーパーとザルでもできそうな気がします。
塩分を抜くだけなら、ボウルなどに入れて水を加え、上澄み液を捨てるだけでもいいですね。
お茶パックも使えそう。
ちょうど先日、カイロを使ったので、試してみることにしました。
↓ カイロの中身はこんな感じ
この画像ではわかりませんが、細かい粉状のものもあるので、中身をあけるときは気をつけてくださいね。
↑ 細長い入れ物にいれて、水を入れてちょっと混ぜ、上澄み液を捨てれば簡単~!と思いましたが、水を捨てた後に残ったカイロの中身が、うまく出てきませんでした。
浅い容器の方が簡単だったかもしれません。
上澄み液だけ捨てて、乾燥させずに土と混ぜてもOKです。
ちなみに…、塩分ってどのくらい入ってるのかな?と舐めてみましたが、鉄の味しかしなくてわかりませんでした。
(鉄臭くて気持ち悪い味なので、マネしないように!)
もう1つの方法、コーヒーフィルターの代わりに、キッチンペーパーにカイロの中身をあけて水をかける方法は問題なしです。
そして最後の方法は、お茶パックやだしパックに中身をあけて、水に入れて塩分を抜くというもの。
これが一番簡単だと思います!
(乾くまで、外でほっとけばいいですもんね)
普段使っているコーヒーフィルターを園芸用に使うのは嫌だな~って思う場合も、これらの方法で塩分抜きをしてみてくださいね。
使い捨てカイロの再利用 / 脱臭にも使えます
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使い捨てカイロは、脱臭にも使えます。
脱臭効果があることで知られる活性炭が含まれているからです。
園芸をしていないとか、塩分抜きが面倒、という方は、使い捨てカイロを脱臭剤として再利用してはいかがでしょうか。
くつの脱臭に
おすすめの使い方は、シューズボックスの中の靴に使用することです。
使い捨てカイロをそのまま、靴の中に入れておきましょう。
使い捨てカイロ中身を出したりせず、そのまま使うことができるのでとてもお手軽です。
ただし永久的に効果が続くわけではないので「最近、効果が薄くなってきたな」と思ったら、捨て時です。
ポン、と靴の中に入れておくだけなので、ぜひ実践してみてくださいね。
使い捨てカイロの再利用 / 冷蔵庫の消臭にも!
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続いての使い捨てカイロの使い道は、冷蔵庫です。
冷蔵庫の中も、カイロを使って効果的に脱臭しましょう。
こちらも、袋をあけたりせずにそのままポンと置くだけです。
もちろん、中身をかわいい入れ物に入れて使ってもOK。
ただし、うっかり冷蔵庫内にぶちまけてしまうと掃除が大変なので、気をつけてくださいね。
冷蔵庫の中には多くの食材が収納されています。
中には、キムチやおかずの残りなど、匂いが残りやすいものも含まれていますね。
冷蔵庫を開けた時の臭いが嫌で、脱臭剤を入れている人も多いはず。
使い捨てカイロでまかなえるのなら、家計にも優しいですよね。
↑ 今はこんなおしゃれな脱臭剤もあるんですね!
調べていたらちょっと脱線してほしくなってしまいました…
使い捨てカイロの再利用 / 寄付をする方法も!
使い捨てカイロの再利用法として、園芸や脱臭についてご紹介しました。
そしてもう1つ、水質浄化に取り組んでいる会社に寄付をするという方法もあります。
カイロの主成分である鉄が、悪臭やヘドロの除去に役立つとのこと!
中身を加工して水をきれいにするキューブを作り、海や川、池などに投入するそうです。
こんなリサイクル法があるなんて知りませんでした。
捨ててしまうもので水がきれいになるなんて素敵ですね。
愛三電機で、使い捨てカイロの回収BOXを設置致しました🙏#gogreengroup さんの水🌿💧を綺麗にする活動を応援いたします!
営業時間中のみの回収になります!
ご協力宜しくお願い致します🙏🌱#秋葉原 #東京 #使い捨てカイロ https://t.co/nrnS8t9Yzi pic.twitter.com/iL8SrXN00B— 愛三電機【公式】 (@AisanNews) January 12, 2021
こちらのように、回収ボックスを設置しているお店もあります。
興味のある方は、公式サイト(GoGreenGrop)で確認してみてくださいね。
(寄付を募っているかどうか、送り方が変わっていないかどうかの確認のため)
ページの下の方に案内があると思います。
使い捨てカイロの再利用(肥料など)まとめ
つめたくなってしまった使い捨てカイロは、ほとんどがゴミ箱行きですよね。
使えなくなってしまったので仕方がないのですが「もったいないな」と感じたことがあるのは、私だけでないはずです。
「これって、再利用できないのかな」
そう思いながら捨てることもありました。
再び熱を持たせることは残念ながらできませんが、使い捨てカイロは再利用できます。
塩分を抜く作業が必要ですが、中身を園芸の肥料にしたり、脱臭剤として再利用する方法です。
冷蔵庫や下駄箱の脱臭に使う場合は、そのまま使えるのでとっても簡単!
この他に、寄付でリサイクルする方法もあります。
使い捨てカイロはとても万能です。
そのまま捨てずに、ぜひ再利用してくださいね。
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