離乳食が順調なら、生後5~6ヶ月からスタートしているトマト。
種、ワタ、皮は、いつから食べさせていいのか悩むママも多いでしょう。
目安をまとめました。
- トマトは離乳食初期の5~6ヶ月からスタート(加熱)
- 生のトマトは、離乳食中期の7~8ヶ月から
- 種やワタは、離乳食後期の9~11ヶ月から
- 皮は、離乳食完了期の1歳~1歳半から
- ミニトマトは丸ごとそのままではなく1/4以下にカット(皮あり・なしとも)
ミニトマト(プチトマト)は喉に詰まると危険なので、丸ごと与えるのは5歳からにしてくださいね。
トマトの皮は何歳からなのか解説
トマトの皮はいつから食べれるかというと、離乳食が順調に進んでいる場合、子供が1歳を迎えた頃です。
離乳食完了期(1歳~1歳半)頃には、トマトの皮も消化できるようになったり、飲み込めるようになってきます。
離乳食後期までは、皮を剥いてあげてくださいね。
また、煮込み料理などでは皮がじゃまになってしまうので、皮をむくか、細かく刻むなどしましょう。
トマトの皮むきは湯むきが一般的だと思います。
個人的にもおすすめの方法です。
普通のトマトの場合は熱湯に約20秒浸し、その後水で冷やすだけ。
湯むきについては、こちらの記事でも紹介しています。
https://kotokot0.com/tomato-yumuki
今回は、レンジでの皮むきを試してみました(後ほどご紹介します)。
皮を取り除くのがめんどくさい、という方は、カゴメのトマトジュース(食塩無添加)、トマトピューレ、トマトペースト、濃厚あらごしトマトを離乳食に使うこともできます。
どれも原材料はトマトのみです。
離乳食には必ず薄めて使ってくださいね。
カゴメトマトジュース 食塩無添加
「トマトジュース食塩無添加」は、離乳食が始まったお子様から、お飲みいただけますが、ナトリウムの摂りすぎを防ぐため、また、濃い味に慣れさせないようにするため、11ヶ月ぐらいまでは湯冷ましなどで2-3倍に薄めてから飲ませてあげてください。
カゴメ トマトピューレー
カゴメ トマトピューレーは、完熟トマトを裏ごしし、煮詰めたもの。
うらごししているので、種や皮を取り除く手間が省けます。
濃さは生トマトの3倍です。
トマトピューレーと似た商品に「カゴメ トマトペースト」という商品もあります。
こちらはトマトをさらに煮詰めたもので、濃さは生トマトの6倍です。
カゴメ 濃厚あらごしトマト
カゴメ 濃厚あらごしトマトには、種や皮も入っています。
濃さは生トマトの3倍です。
一歳ころのトマトの量の目安
トマトは体を冷やす夏野菜です。
栄養豊富だから、よかれと思って与えすぎると下痢することも。
1歳頃なら、1日に普通のトマトで1/4切れ、ミニトマトで1~2個を目安にしましょう。
心配ならトマトの皮は1歳半以降でもOK
離乳食の本や、人によっては、トマトの皮を食べていいのは「離乳食後期から」とか「離乳食の期間が終了してから」など、違う意見があります。
心配なら、トマトの皮は1歳半になってからでも大丈夫です。
友人も、子どもが1歳半になるまで、トマトやミニトマトの湯むきをしていたと話していました。
…ちなみに、3歳になる甥っ子はトマトの皮が苦手のようで、いまだに湯むきをして食べています。
1歳を過ぎても、食べにくいなら皮をむいたり、種やその周りの部分が苦手なら取り除いても良いと思います。
(大人でも皮が苦手な人はいますしね)
一歳児のミニトマトの食べ方と、そのまま(丸ごと)はいつからなのか解説
トマトの皮は一歳ころから食べられますが、気をつけたいのはミニトマト(プチトマト)です。
だんだん大きいものが食べられるようになっても、ミニトマトは、必ず1/4以下にカットするようにしてくださいね。
丸ごとそのまま与えると、つるっと飲み込んでしまい、喉に詰まらせる可能性があります(窒息)。
皮をむく場合も同じです。
ミニトマトを丸ごと食べていいのは、5歳になってからと言われています。
周りを見ると、ミニトマトが好きな子って多い感じがします。
そして丸ごと食べたがる子も。
(姪っ子は、かなり早くからミニトマトを丸ごと食べてました・・何事もなくて良かったですが今思うと怖いです)
のどに詰まらせたら大変なので、ミニトマトを食べるなら必ず小さく切ってあげてくださいね。
生のトマト・ミニトマトはいつからか解説
赤ちゃんに、生トマトを与えるのはいつからかというと、離乳食後期の7~8ヶ月が目安です。
トマトは、生後5~6ヶ月の離乳食初期から少しずつ与えていると思います。
初めは火を通して、種や皮を取ってあげますよね。
その後、生で食べたり、だんだんと種や皮が食べられるようになります。
ポイントを簡単にまとめました。
離乳食中期からトマトを生で食べてOK
トマトやミニトマトを生で与えるのは、離乳食中期(7~8ヶ月)ころです。
種やワタ(白い部分)は食べにくいので、スプーンでくり抜くなどして取り除いてあげましょう。
もちろん皮も。
トマトは粗くすりつぶすか、みじん切りくらいにします。
ひと手間かかりますが、がんばりましょう。
離乳食後期からはトマトの種やワタにチャレンジしても
赤ちゃんが離乳食後期(9~11ヶ月)になったら、種やワタの部分をあげてもOKです。
皮をむき、5~7mmくらいに刻んであげましょう。
ただ、種は、離乳食後期からあげてもいいという意見や、1歳を過ぎてからという意見もあります。
(種は消化されずに便に出ます)
赤ちゃんの様子をみながら、少しずつあげてみましょう。
苦手そうなら無理にあげなくてOK!
せっかく食べてくれていたのに、トマト嫌いになったら大変です。
離乳食完了期からトマトの皮もOK
最初にお伝えしたように、1歳頃からはトマトの皮もOKです。
1cmくらいの大きさが目安です。
無理せず、赤ちゃんの様子を見ながら与えてくださいね。
また、ミニトマト(プチトマト)は、5歳になるまでは1/4以下にカットしましょう。
(皮をむいて食べる場合もです)
ミニトマト丸ごとは危険なのでやめましょう。
離乳食のトマトの皮むきをレンジでする方法
トマトの皮は湯むきが一般的ですが、調べてみると、レンジで皮をむく方法がありました。
ヘタの反対側(おしり)の部分に、薄く十字に切り込みを入れ、500Wのレンジで20秒加熱するだけ、というものです。
しかし実際に試してみると、野菜室に保存していたトマトの場合、20秒では足りませんでした。
(厚くならむけますが…)
かといって、時間を長くすると、湯むきと違い、レンジの場合は中に火が通ってしまいそうです。
レンジでの方法は、常温保存のトマト向きかなと感じました。
スープなど、加熱調理に使うなら、火が通ってしまっても大丈夫ですね。
ということで、レンジで皮をむく方法を簡単にまとめました。
- 常温保存で、中くらいの大きさのトマトの場合、500W20秒
- レンジでチンした後、1~2分水に浸けてトマトを冷やす
- 冷蔵保存のトマトの場合は、時間を長くすると皮はむけるけど、中が温まってしまい生食には向かないかも
- ミニトマトも、中が温まってしまい生食には向かないかも
何度か試すと、コツがつかめるかもしれません。
一歳児向けのトマトのレシピ
トマトやミニトマトは、パスタやスープ、カレー…と、どんな料理にも使えて便利です。
トマトから、美味しい「だし」も出ますしね。
トマトのスープ(うどん、トマト煮、リゾットにアレンジ)
簡単なのでレシピというほどでもないですが、トマトスープの作り方をご紹介します。
うどんやトマト煮、リゾットにもなりますよ。
材料
- 皮むきして1cm角くらいに刻んだトマト
- 玉ねぎ(他の野菜を入れてもOK)
- 白身魚(やツナ、鶏肉など)
- 水(またはだし汁)
トマトは、煮ると皮が邪魔になるので、湯むきなどで取り除きましょう。
ブロッコリーやじゃがいも、人参など、どんな野菜でも合います。
作り方は簡単、具材が柔らかくなるまで煮るだけです。
そうめんを入れて食べてもOK。
水分を少なくして煮れば、トマト煮に!(例:鶏肉のトマト煮)
また、野菜と一緒にご飯も煮れば、トマトリゾットになります。
(最後に粉チーズを加えましょう)
トマトとカボチャ和え
我が家では、トマトを生で食べることがほとんどでした。
甘いミニトマトを買うことが多かったからかもしれません。
トマトの酸味が苦手なら、カボチャと和えるのもおすすめです。
茹でたりレンチンしたカボチャ(やさつまいも)と、1cm角くらいに刻んだ生トマトを和えるだけ!
無理して食べさせることはないと思いますが、よかったら試してみてくださいね。
まとめ
冒頭でもお伝えしましたが、トマトを与える目安は以下の通りです。
- 離乳食で初めて与えるのは生後5~6ヶ月頃(加熱)
- 生で食べるのは、生後7~8ヶ月頃から
- 種やワタは、生後9~11ヶ月頃から
- トマトの皮は、1歳~1歳半頃から
- ミニトマトは1/4以下にカット
- ミニトマト丸ごと与えるのは5歳から
これは目安なので、種やワタ、皮付きが苦手なら、無理しなくても大丈夫ですよ!