トマトやミニトマトの皮は、体に悪いわけではありません。
栄養たっぷりです。
しかし、消化されにくいという性質があります。
胃腸が弱い人や、内臓がまだちゃんと機能していない乳幼児(1歳未満の子供)は、トマトの皮をむいて食べましょう。
また、体内の機能が衰えている高齢者も、トマトは果肉だけ食べるのがベストです。
トマトの皮って、硬いことが多いですよね。
消化されないで便に出てきたり、胃腸が弱いと下痢する可能性もあります。
喉に詰まることもあるので、皮を食べる食べないは、年齢や体調に合わせて判断しましょう。
詳しくご紹介します。
トマトの皮は消化されないで便に混じるって本当?
トマトの皮は食物繊維が豊富なため、消化吸収が良くありません。
胃腸が弱い人や、胃腸の機能が未発達な乳幼児の場合は、消化されない皮が便に混じることがあります。
高齢者も、内臓の機能が衰えているため同様です。
品種にもよると思いますが、普通のトマトも、ミニトマトも、皮が硬いものが多いですよね。
完熟していないトマトの皮も。
消化されないと、皮が便に混じって出てくるだけなのですが、消化が悪いものを食べると胃腸に負担をかけてしまいますよね…。
そのため、下痢しやすい人や乳幼児、高齢者はトマトの皮を食べない方が安心です。
トマトの皮は、湯むきなどで取り除くことができますよ!
↓ 湯むきについてはこちらでご紹介しています
https://kotokot0.com/tomato-yumuki
私も胃腸はあまり強くないのですが、今まで便に皮が混じった記憶はありません。
(たくさん食べることもないですし、便をチェックすることってあまりないですが…)
食物繊維は不足しがちだから意識して摂ると良いと言われますが、私の場合は、たくさん食べるとうまく消化できていない感じがします。
若くても人それぞれだと思うので、気になるようならトマトの皮を剥いてから食べといいでしょう。
もしくは、完熟して皮が柔らかくなったトマトを食べたり、料理によっては細かく刻んで食べるといいですよ。
トマトの食べ過ぎで下痢する場合もあります
ちなみに、トマトを食べて下痢をするという場合は、消化が悪いからだけではありません。
そもそもトマト自体、体を冷やす特性を持つ夏野菜です。
そのため、トマトを食べ過ぎた場合も、胃腸が弱い人や乳幼児、高齢者は下痢をすることがあります。
大人の場合トマトは1日に1~2個程度、ミニトマトなら7~8個程度に、食べる量をとどめておきましょう。
乳幼児の場合は、1日にトマト1/4切れか、ミニトマトなら1~2個程度がおすすめです。
摂取量とトマトの皮を食べないように十分注意をすれば、安心してトマトを食べることができますよ。
トマトの皮って食べる?食べない?喉につまることも?
トマトって皮にも栄養がありそうだから、やっぱりトマトの皮も一緒に食べた方が良いんじゃないか、という気持ちになりませんか?
トマトの皮は結局、食べるべきか食べないべきかというと、これまでお伝えしたようにケースバイケースです。
たしかにトマトの皮は、栄養たっぷりです。
でも基本的に、胃腸が強くない人や乳幼児、そして高齢者は食べない方が良いものです。
そしてもうひとつ注意点があります。
皮が喉につまる可能性もあり
トマトの皮は硬いため、口の中に皮が残ってしまい、最悪の場合、喉につまってしまう恐れもあります。
大人でも、口の中に皮が残る感じってわかりますよね。
特に、乳幼児は飲み込む力も弱いので、なおさらトマトの皮が喉に詰まるリスクがあるでしょう。
子供にトマトの皮まで食べさせる場合は、1歳になってから(心配なら1歳半)がベストです。
また、年齢と共に飲み込む力が衰えてくるので、高齢者も喉に詰まりやすいと言えます。
もったいないと思っても、やっぱり皮をむいた方が安心ですね。
トマトは皮をむいても栄養たっぷり
トマトの皮部分にも、皮と果肉の間にも、栄養がたっぷりと詰まっています。
しかし、果肉だけでも栄養をちゃんと摂取できるので、どうか心配しないでくださいね。
湯むきでは皮はかなり薄くむけますしね!
また煮込み料理などでは、ミキサーにかけて細かくするなど工夫すると、皮の栄養も残さずいただくことができますよ。
栄養のため、と無理してまで皮を食べる必要はありません。
今後は、必要に応じてトマトの皮をむいて食べるようにしましょう。
トマトって栄養価満点で皮ごと食べた方がいいもの!と思っていましたが、喉に詰まりやすかったり消化が悪かったりするんですね。
昔は皮ごとペロッと食べていたので、トマトの皮についてそこまで深く考えたことがありませんでした。
(もう既に、皮が硬くて食べにくいと感じてきています…)
最近は、高齢の母だけでなく、私も、生食ではトマトの皮を食べないことが多いです。
トマトの皮って体に悪い? まとめ
トマトの皮は、体に悪いわけではありません。
皮にも、果肉と皮の間にも、栄養がたっぷり詰まっています。
しかし、トマトの皮は案外硬く、消化されない性質を持つものです。
そのため胃腸が弱い人や1歳半未満の乳幼児、高齢者が皮付きトマトを食べると、便に皮が混じることがあります。
下痢をする可能性もあるでしょう。
また、1歳未満の乳幼児や高齢者は飲み込む力も弱いため、トマトの皮を食べさせるのは危険な場合もありますよ。
その場合は、湯むきなどをして、トマトの果肉だけを適量摂取するようにしましょう。
そうすればトマトの栄養も程よく摂れて、なおかつ胃腸に負担もかけないので安心です!
皮ごと食べる場合も、完熟したトマトを適量食べたり、細かく刻むなどするといいですね。